ヒョリン、変わったって? @ allure Her Voices 2018年5月号

道を歩いていても、どこからか聴こえてくると鮮明に聴き分けられる。同じ歌声ではあるが、ヒョリンの音楽は変わった。

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音源強者だった「SISTAR」の旅程は昨年で終わりを迎えた。メンバー全員が真剣に悩み、話し合った結果だった。これから彼女たちはそれぞれどのような物語を描くのだろうか?どのような物語を描いていこうか?ヒョリンの物語は、当然音楽だ。新たな事務所と出会い、新しい音源を発表した。3部作のデジタルシングルの作業は、久しぶりにヒョリンの安否と変化を伝えるメッセージだ。

3つのデジタルシングルを順に発表する予定ですよね。もう2つめの曲の発表を目前に控えています。「3部作」と言うことになった理由は?
7年間見せてきた姿がありますが、たったの一曲で私の変化を伝えることはできないと思いました。フルアルバムとまでは行かなくても、以前とは違う音楽、すでに作られたものではなく(自分で)作った音楽をお聴かせしたかったというのが大きいです。タイトルを「SET UP TIME」としたのも、文字通り音楽的に成長している「準備期間」にお聴かせする曲だから。これまでとは違うスタイルで準備しました。

ソロ歌手ヒョリンとしては初めての作業ですが、大きな違いはありましたか?
休む暇もなくしていたのですが、テレビ出演がないため遊んでいると思われているんです(笑)でも変なことにもっと忙しいんです。以前はA&Rチームもいたし、仕事を整理してくれるスタッフもいたのに今は全部自分でしなければいけないから、時間に余裕がありません。とても多くのことを学んで、成長したと思います。

どのような部分で成長したと感じますか?
音楽的な部分が大きいです。指揮してくれるディレクターとプロデューサーなしで今は私一人でしているから。そこからたくさん学びました。

個人事務所で活動してみてどうですか?
とても自由にできると思ってました。隠れていた翼を伸ばして飛んでいこうと思ったのに、翼が開きませんでした(笑)自由じゃないわけではないのですが、不自由になります。

責任感のためでしょうか?
はい、それが一番大きいです。決定も自分一人でしなければいけないし。例えば、私は好き嫌いがとてもハッキリした人間です。でも、今は毎日周りの人に「何がいい?」と訊いてみます。何かの決定をしたとき、その結果が突然怖くなるんです。

大人になって自らの行動に責任を取ることに似ていますね。
そうですね。始めるのがとても遅くなったと思います。前から経験していたらもっと容易だったはずなのに。私もスタッフたちも、したことのない仕事をしています。でも私たちは愛に溢れています。そういった良い点のおかげで持ちこたえられているのだと思います。変わろうと努力していなかったら、今もなお “以前のヒョリン” の音楽をお聴かせていたでしょう。

 

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今回の曲では、GRAYと共同プロデューサーを担ったとか。どのようにして出会ったのですか?バラエティ番組を観ても、GRAYと仕事をしたい人が多すぎてなかなか連絡がつかないといいますが。
ハハ!私もそれを後から知りました。快諾してくださってとても感謝しました。GRAYオッパがハッキリしたスタイルなんです。したいことと、したくないことがハッキリしていると聞いたので。一度一緒に仕事をしてみたかったし、したことのないスタイルだから断る理由がなかった、ということだったと思います。

共同プロデューサーとしてそれぞれどのような役割を担いましたか?
ビートメイキングをしてくださいました。それを聴いてすぐテーマが浮かびました。恋人同士だけれど、時間が過ぎるにつれて飽きてきた状況。合わない男女二人がお互い愛しているがゆえ無理やり相手に合わせて付き合ってきたけど、もうそれ以上はキツイ状況。ここに、GRAYオッパが男性の立場から歌詞を書いてくれました。その間、私はずっとビートメイキングにメロディをつける作業をしていました。大衆的な枠の中で私が表現したい音楽的な部分を一緒に入れたかったのですが、そこにGRAYだけの音楽性が混ざり合いました。お互いの多くの意見がすぐに反映される作業がとても面白かったです。


SISTARの頃から作詞や作曲はしていたでしょう?

(作詞作曲に)参加してはいましたが、そのほとんどは発表されませんでした。そこで諦めずに今まで続けてきたことが助けになったと思います。作曲の能力がないと考えたこともあります。続けてきてよかったと思います。

SISTARの頃の音楽と比較して、どのような点が変わりましたか?
これからも明るい音楽もお聴かせしたいけど、エネルギー溢れる明るい音楽ばかりをお聴かせしたくはないです。その数が少なくても、私の音楽を聴いて癒されて、共感する人がいてくれれば嬉しいです。なので多様な感情の変化を表現したいです。

ヒョリンの個人的な音楽の好みは?
私はディープでグルーヴな音楽が好きです。音源チャートには絶対ランクインしない歌。

GOT7ともコラボしましたよね。
最初にオファーが来たとき、「グループと、ってどうやって?一人当たり2小説しか歌えないんじゃ?」(笑)と思ったのですが、曲も雰囲気も良くて楽しくレコーディングしました。GOT7のみなさんがすごく元気で。私も以前JYPの練習生でしたし、JBとは「ドリームハイ2」で共演したのでよく知った仲です。女性のメロディラインが少し難しかったのですが、パク・ジニョンPDが私に合うように調節してくださいました。フィーチャリングは本当に魅力的だと思います。

たくさんのオファーが来ていると思いますが、その中から選ぶ基準は?
たくさん来ません(笑)やはり歌が大きいです。最近は、IUさんと歌ったらどうだろうと考えていました。私にないものを持っていらっしゃるから。一緒に作業したとき、そういう部分を引き出してくれるのではと思います。

ヒョリンの歌声は多くの人々に鮮明に刻まれていますよね。歌手にとってどういった意味があるのでしょう?
一長一短だと思います。「覆面歌王」に出演したとき、「ヒョリンの歌声が聴こえたから観に行ったら仮面をかぶっていた」という反応に笑いました。私の思うデメリットは、歌声を聴かせすぎたかな?ということ。これからも音楽を続けるつもりだけど、人々が飽きちゃうのではと。違う歌声を聴かせられるときまで、研究し続けなければいけません。私の歌声を覚えていてくださる人には常に感謝の一言です。

 

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よりよい音楽を作るために普段から努力していることは?
たくさん考えるようになりました。単純な性格だけど、何もしていないときも休んでいる感じがしません。ずっと考えています。しばらく脳を休めたくてもできなくて、辛いです。

ソロになったことを改めて実感する瞬間は?
メンバーが代わりにしてくれていたことがあるじゃないですか。例えば、「愛嬌を見せて」と言われれば私はじっとしていられたのに、今は私がしなきゃいけない。それが辛いです。愛嬌を見せて、と言われたらボラオンニに電話したくなります。モノマネや特技を見せてと言われたらダソムに電話をかけたくなります。

お互いどうやって応援していますか?
以前より頻繁に会います。最近ソユ*1が引っ越しをしたので、ボラオンニと空気清浄効果のある観葉植物と花を買って行きました。一緒にポッサムを頼んで食べて遊びました。

のちに振り返ったとき、SISTARとして過ごした時代はどのように記憶されると思いますか?
中高を女子校で過ごしたのですが、「SISTAR」時代は学校に通っていたときのような感じがします。クラスの友達と一緒に行動して、何でもないことでものすごく面白く遊んで。学生時代をわいわい過ごした感じです。

猫と運動以外に好きなものは?
運動は常に自分との戦いです。もともとは一人でいるのは嫌いなのですが、最近は家で一人でアメリカのTVドラマを観るのが好きです。Netflix大好きです。

明日、音楽のためにアメリカへ発つとか?現地での予定と、期待していることは?
私は恥ずかしがり屋なのですが、アメリカの音楽関係者の方々といるとそうじゃなくなります。プロデューサーの方々を会いに回りながら、いい音楽も聴いて一緒に作曲もします。あと、長らくダンスを休んでいたのでパフォーマンス動画を準備しようと思っています。3部作が終わったらフルアルバムを準備しないと。

3部作を通じて人々から聞きたい言葉はありますか?
一番聞きたいのは「変わった」という言葉。その言葉には、音楽的なことやマインドなど様々なことが凝縮されていると思います。「何でヒョリン一人で?」という方々もいるでしょうけど、そういう人々の考えをひっくり返せるような音楽をお聴かせしながら成長したいです。

 

一番聞きたいのは「変わった」という言葉。その言葉には、音楽的なことやマインドなど様々なことが凝縮されていると思います。変わろうと努力していなかったら、今もなお “以前のヒョリン” の音楽をお聴かせていたでしょう。

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*1:原文では「ソユ オンニ(소유 언니)」。記者によるタイプミスか、ソユのお姉さんを指している?ソユ本人の新居(論峴洞)への引っ越しは昨年のはず。よくわかりません