日常ダソム史 @ HIGH CUT Vol. 225

2018年7月19日発売/チョン・ジヘ記者(HIGH CUT)

 

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ピンク色に輝くダソムと、彼女よりもっと愛らしい瞬間。 

 

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「ガールズグループのビジュアル担当の末っ子」という修飾語を脱ぎ捨て、キム・ダソムは昨年、SBSの週末ドラマ「お姉さんは生きている」で稀代の悪女ヤン・ダルヒ役を熱演した。走り、転がり、取っ組み合いの喧嘩をし、悪態を吐くキム・ダソムに視聴者は「ヨン・ミンジョンより酷い」「悪女のレジェンド」「ドラマのラスボス」と賛辞を送り、彼女は同年SBS演技大賞女性新人賞の主人公となった。6ヶ月間のレースを終え、息を整えているキム・ダソムと交わした些細な会話。

 

少し痩せましたね?
もともと夏に痩せて冬に太るタイプです。いつも夏に忙しく活動していた習慣がまだ体に残っているみたいです。

 

昨年10月の「お姉さんは生きている」放送終了後、次の作品を選んでいるところだと聞きました。
オファーをいただいた作品の台本を読んでいるところです。運動をしたり英語のレッスンを受けたり、友達とおいしいものを食べたりして過ごしています。2週間ほど友人とニューヨークに行ってきました。ニューヨークに行くのは4回目なので、私がガイドの役をしました。帰国したくないほど楽しかったのですが、3日目以降、チゲが恋しくなって(笑)。コリアンタウンで1日に一回は韓国料理を食べていました。

 

その話を聞いて、MBC「私は一人で暮らす」で見せた「おじさんの日常」が重なりました。韓国料理が大好きなんですね。
はい。最近よくデリバリーを頼むのですが、「フードフライ」(アプリ)マニアなんです。(アプリを見せながら)これまで注文したものをお見せしましょうか?トゥッペギ(土鍋)プルコギ、馬山アグチム、チョッカルビ。全部韓国料理です。

 

仕事に対する意欲は多い方ですか?昨年のインタビューでは、「世界に二人といない素敵な男性と、私が望む地位に上がれるチャンスのうち一つを選べと言われたら私は躊躇なく仕事を選びます」と答えています。それは今も変わりませんか?
いえ(即答)。(笑)。もちろん意欲はあります。いつも成功していたい。でも、仕事も重要だし人付き合いも重要じゃないですか。昨年はお芝居に関する焦りからそう答えたんだと思います。今は当時より心の余裕ができました。

 

以前の<HIGH CUT>でのインタビューでは独身主義者だと言っていましたよ。
どうしてそんなことをベラベラと喋ったんでしょうか?(笑)母は、私がそういった話をするたびに「そんなこと言わないの!」と虫唾が走るほど嫌がります。本当に良い人がいたらいつかは結婚するだろうけど、今は何よりも仕事が一番好きです。

 

昨年「お姉さんは生きている」のヤン・ダルヒ役で役者としての可能性を認められました。極端な悪役を演じるのは大変だったでしょう?放送当時のInstagramに「くやちい」と言いながら泣いているキャラクターの写真をアップしていましたよね。
当時は本当に「くやち」かったんでしょう(笑)。体力的にも精神的にも大変な状況でした。時々熱血的な視聴者が書き込むひどい悪口に傷ついていたようで。今振り返ってみると、役を上手く演じきっていたという賞賛と同じようなものだったんですけどね。

 

他人は批判するけれど、演じる役者はその役を理解して愛さなければいけないじゃないですか。野望のために妹を捨て、殺人を犯すヤン・ダルヒを理解できましたか?
最初は「こんなことできる人っているの?」と疑問に思いました。でも中盤くらいには気づかないうちにすっかり没頭して「できるとも。もっとひどいことだってできる」と思い始めました(笑)。ドラマが終わってもダルヒのキャラクターを抜け出すのは簡単ではありませんでした。ドラマ自体は昨年の10月に終わったのですが、1ヶ月ほどは誰にも会いませんでした。ぼーっとしたり、文章を書いたり、道を適当に歩いたりして。自分の演技を見つめ直して、「次はこうしなきゃ」と決心したりもして、1ヶ月が過ぎてやっと「正常なダソム」に戻りました(笑)。

 

自身の演技に関して言われたことのうち、一番嬉しかった言葉は?
うーん。最終回で、失明したダルヒが電話相談員として働いているところ、腹違いの妹ホンシと偶然通話することになり、冷徹に捨てた妹を恋しがって後悔の涙を流す場面があります。私は撮影が終わって残念だったのですが、監督はとても喜んでいました。放映後、たくさんの人が賞賛してくれました。あんな風に認められて褒められることは初めてだったので、心臓がめちゃくちゃ高鳴って、実はちょっと泣きました。

 

1年前のインタビューでは、「スポットライトを浴びる直前の状態がとても中毒性があると思います。舞台に上がるときでも、レッドカーペットを歩くときでも、アルバム公開の1時間前でも。冷や汗も出て緊張するけれど、楽しみな気持ち。それがカタルシス」と話していました。お芝居をする中で見つけた、新たなカタルシスはありますか?
(手を合わせながら)本当にすごい瞬間があります。重要なシーンを撮るとき、現場にいる全員と感情や呼吸と共有している、と感じるときがあります。感情を最高値に高めて呼吸をはっと止める瞬間。監督もスタッフもみんなが息を止めて静まり返る瞬間が来ます。その次に、監督が「カット!いいぞ!」と叫ぶと、私もスタッフもようやく息を吐くんです(笑)。私の姿を一番近くで捉えてくれていたカメラマンさんがカメラから目を外して「よくやった!」と言ってくれるとき、本当に嬉しいです。そういう日は、とても疲れて帰宅しても「もっと頑張らなきゃ」という気持ちが湧いてきます。

 

昨年末にはSBS<演技大賞>女性新人賞を受賞しました。どんな気分でしたか?
どんなに大変でも、絶対に諦めてはいけない理由ができたと思いました。もちろん演技以外の“プランB”を考えたことは一度もないですけど。とても大変なときは、誰だって「ここまでしなきゃいけないのかな」という考えが浮かぶことがあるじゃないですか。でも、新人賞をいただいて「死ぬまでお芝居を続けなくっちゃ」と改めて誓いました。

 

何か話すたびに情熱が溢れ出す感じがします。ダソムの動力源は?
うーん。感謝の気持ちです。ふいにこみ上げることがあるんです。何に対して、というのが決まっているわけではなくて、ただ「感謝しています。私にこんなに素敵な人生を生きる資格があるでしょうか?」という気持ち。その感情が、大きな力になります。

 

最後にその感謝の気持ちを感じた瞬間は?
今朝、シャワーを浴びる前にも。

 

もしほかの人と1日ほど入れ替わるなら、誰がいいですか?
自分の人生に満足していることとは関係なく、周りの人をよく羨ましく思います。「あの人の人生、すごく面白そう」「あの人も良さげに見えるな」みたいなことをよく考えます。さっきは、グラビア撮影を指揮する記者の方を見て、雑誌記者も面白そうだなと思っていたところです。でしょう?どうですか?

 

ははは・・・
どうして?すっごいかっこいいですよ!本当に。

 

「35歳くらいが私の(人生の)ピークだったらいいなと思います」と言っていたと聞きました。ダソムが望む人生のピークとはどのようなものでしょうか?
そんな子どもみたいな考えをしていたんですね(笑)。私が満足する瞬間は絶対に来ないと思います。そういう人っていると思うんです。一生「私はまだまだだ」と考えて、自分に満足できず、自らムチ打って追い詰める人。

 

だいたいそういう人が早く成長しますよね。
はい。でも幸せではないじゃないですか。すべてが思うように行くわけじゃないし。なので私は、「思うように物事が進まなくても、幸せに過ごすんだ」と心に決めています。

 

今日、夏をテーマにした撮影をしたじゃないですか。ダソムの現在を四季に例えるならどの季節ですか?
春です。もちろん、18歳でデビューしたので「これからがスタートだ」という意味ではありません(笑)ただ最近の気分がそうだからです。悩みや心配事が全くないわけではないけど、暑くも寒くもなくてとってもいい感じです。

 

 

 

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naver.me

 

オンラインに掲載されていないので紙面より直接訳しました。過去のインタビューにも言及していたので該当する和訳記事のリンク貼ってます。まだ訳していないものは本文見つかり次第追加します(予定)

 

年齢を重ねるとともに成長していくメンバーを見ていると自分も頑張ろうと思えるので、ぜひとも死ぬまでお芝居をつづけてほしいです